靴下をはいて寝るのは子供には良くない?その理由とは?


寒い季節になると特に手足が冷たくなります。自分であれば暑い、寒いはもちろん自分で調節できますが、赤ちゃんや、小さい子供は自分の感覚でないため、どうしてあげればよいのか不安になります。靴下をはいて寝ると親の死に目に会えない、目が悪くなる、風邪をひくなどの迷信もあり、靴下をはいて寝ることは昔からよい事とされてはきませんでした。迷信に頼らず、靴下を履いたまま寝ることが子供にとって良くないといわれる理由を現代的にお伝えしていきたいと思います。

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靴下を履いたまま寝るのがよくない理由

寝るとき、子供に靴下をはかせるのはやめましょう。というのも、寝ている時というのは体温が上昇します。また、知らないうちに汗もかいているのです。体温が上昇しているのに靴下をはいていると、体温を逃がせなくなり、さらに足に汗をかいてしまいます。結果、靴下の中で汗をかいているため、足の温度は下がってしまうという悪循環に陥ってしまうことになるのです。

もう一つの理由として、足というのは子供の発育機能に大きく関わるということが関係してきます。靴下をはいて寝ると足の神経機能の発達が妨害されかねないのです。保育園や、幼稚園でも裸足で過ごすことを取り入れている所は多く見られます。足の神経の発達は身体全体の発達に関わることから、このような取組がなされています。また、近年では、保温のしすぎは乳幼児突然死症候群の一つの原因ではないかという考えもあります。

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子供の体温調節機能について

子どもというのは、大人に比べ、体温調節機能が未熟であるというのはご承知の事かと思います。脳の体温調節機能は生後3カ月で完成されるものの、子供はその機能をうまく使いこなせないのです。また、自律神経の働きも十分ではありません。驚くべきは、汗腺の数ですが、子供でも大人と同じ数があるのです。そのため、身体の面積は小さいにも関わらず、汗をかきやすくなります。また、大人の身体は全体のうちの60%が水分といわれていますが、子供は70%、赤ちゃんになると80%が水分となるため、より一層汗をかきやすくなる条件が揃ってしまいます。脳や、神経の発達が十分でないにもかかわらず、汗はかきやすいため、お父さん、お母さんの助けが必要不可欠となるのです。

子供の体温の測り方

子供の体温を測るのに苦労している方もたくさんいると思います。手足が冷たいからといって、寒いのかと不安にならないでください。体温はどうかな?と気になった時にはお子さんの首に手を当ててみてください。首には頚部大動脈という太い血管があります。動脈を流れている血液の温度が身体の体温となります。

わきの下で測るのは腋下(えきか)大動脈という大動脈があるためです。首に手を当ててみて自分の首の後ろの温度と比較し、自分よりも体温が低いと感じなければ手足が冷たくとも心配はありません。ただし、風邪やインフルエンザなどの発熱時に手足が冷たいと、これから体温が上がるという一つのサインになるため注意が必要です。

まとめ

寝るときに子供に靴下をはかせる必要がないということがおわかりいただけたでしょうか。靴下をはかせる必要性というよりも、はかせないほうが好ましいといったほうが正しいですね。子供の体温と靴下の関係を書きました。お子さんの健康、自分の健康に気をつけようということは素晴らしいことです。冷え症等であまりに足元が寒いのであれば、湯たんぽや電気毛布等を使うと良いですね!

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