米につくカビの見分け方!食べてしまったらどうなる?症状は?

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いつの間にかお米にカビが……なんてことを経験した人はいませんか?どうしても一人暮らしをしていると余ってしまいがちなお米は、カビがついているのかをしっかりと見分ける必要があります。カビと聞くと、出来れば食べたくないものですよね。お腹も壊しそうですし。そこで今回はお米につくカビの見分け方とそのカビを気が付かないで食べてしまったらどうなるのかをお伝えします。

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米につくカビをどう見分けるか?

お米にカビが生えた場合にどのような方法で見分ければいいのか、大きく分けてそれは目視と臭いになります。その方法をより具体的に記載いたしますのでご覧ください。

目視する

まず一番最初に紹介するのは視覚による情報です。これはお米の色が赤・褐色・青・灰色・黒などに変色している、またはその色の粉が出ている時は、カビが生えているため決して食べてはいけません。また、お米の見た目がわからなくても洗米した時の水が黒ずむなどの変色があった場合はカビが生えています。ここで注意する点はカビがまだ小さいと肉眼ではわからないことがあるため目視にのみ頼るのは危険です。

臭いをかぐ

次は臭いをかぎましょう、明らかにかび臭かった場合は目視で確認できるレベルとなっているので問題ないとは思いますが、問題は目視で確認できないレベルであった場合です。少しあやしいと思った場合は炊飯器で炊き上がって蓋を開ける時の臭いを確認してください。その時変なにおいがした場合はカビが繁殖しているかもしれません。

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お米の保存方法は何がいいの?

今一番主流になっている保存方法は冷暗所、もしくは冷蔵庫ですが、それが正しいのかを確認していきましょう。

カビが繁殖してしまう条件とは?

カビの出る条件は湿度と温度が高いこと、冷たいお米を急激に暖かい場所に移すなどの温度変化を激しくすること、味噌・ 醤油などから麹菌が移ることです。お米の保存場所として最適なのは暗くて櫃度が低い10~15℃の場所ですが、すでに精米している場合は時間がたてばたつほど鮮度が落ちていくので10℃以下にして酸化速度を遅らせてください。

どんな場所に保管すればいい?

このような条件に一番適しているのは冷蔵庫のどこかというと、野菜室になります。野菜室の温度はだいたい7~10℃なので最適と言えるでしょう。しかし水分が移るのはNGなのでタッパーに入れるようにするとより確実です。ベストは精米したらすぐに食べてしまうことなのですが、それが無理ならうまく野菜室を利用しましょう。

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お米にできたカビは食べられるのか、食べたらどうなるのか?

このお米にできたカビを食べられるかどうかというものには、実は大きく分けて二つの説があります、食べても問題ないというものと食べると問題があるという説です。すごい両極端な説ですがとりあえず、両方ともどのような説なのかを確認しましょう。

食べてもいい?食べちゃダメ?どんな理由があるの?

お米にカビが生えてても問題が無いという説は日本のお米で発生するカビは発癌性などはなく動物性蛋白が腐敗したときのような食中毒になることもないというものです。逆にお米にカビが生えた場合には食べてはいけないという説は、お米のカビでよくある黒色と緑色はマイコトキシンというカビ毒で肝臓障害・腎臓障害・増血機能障害・免疫機能不全といった症状を引き起こすという説です。ここで注目する点は食べても問題ないという説の「日本のお米」という点であり、海外のお米では問題があるのか調べてみたところ輸入米でアフラトキシンというマイコトキシンの一種のカビが見つかっていて大騒ぎになっているので、おそらくここからきている発言なのでしょう。

農林水産省は食べないように警告している!

農林水産省による平成24年2月29日公表の「米のカビ汚染防止のための管理ガイドライン」では「国内で生産された米が毒性の強いかび毒であるアフラトキシン類によって汚染された事例があった」とあり日本米でもカビに汚染されていたら危険であるという声明が出されました。少々長くなってしまいましたが、これらをすべて踏まえると日本米でも輸入米でもカビが発生していたら食べるのはNGであると言えるでしょう。アフラトキシンは大量に摂取するとヒトや動物に急性の肝障害を起こすと言われているため、カビが生えたら食べてはいけません。

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まとめ

今回はお米に発生するカビの見分け方から始まって、保存方法やカビを食べても大丈夫なのかの検証結果をお伝えしました。お米は日本人に愛される食べ物であることは間違いないのですが、カビが生えてしまっては食べることは基本的にNGということでしたね。見分け方の基本は目視と臭いによる確認で、わかり難かった場合はとぎ汁や炊いた後の臭いで判断するということでした。

また精米を保存するときにベストなのは野菜室にタッパーに入れて保存することで、可能なら早めに食べるのがいいようですね。それではお米と正しく付き合って、おいしいお米を食べるようにしましょう!

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