ポリエステル100%の洗濯物といわれたら、まず洗濯できるかどうかもわからないという方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?
しっかりとポイントさえ押さえておけば、洗濯自体は難しいことではありません!今回はそんな洗濯のコツをご紹介しつつ、洗濯するときの重要ポイントをお伝えしちゃいます。特に、毎回クリーニングに出している人は是非ともご覧ください!洗濯できる衣類の幅が広がればクリーニング代もぐーんと節約できますよ!
目次
そもそもポリエステル100%って洗濯できるの?
まず洗濯方法に触れる前に一番気になるのはここですよね?なのでここではっきりと「できる!」と宣言します。ただ注意してほしいのは、洗濯機ですべてのポリエステル100%を洗えるわけではないため、手洗いの場合もあるということです。
それでは、どの場合は洗濯機を用いていいか?見分け方をどうするか?を順番に解説していきます!
洗濯表示の確認をする!
どの衣類にも必ずついている洗濯表示ですが、まずこれを必ずチェックしてください。ここに桶に水が入っているマークや洗濯機のマークがあれば洗濯機で洗えるポリエステル100%だということです。逆に桶に水が入ったマークにバツ印がついていたり、手洗いという表示があるものは洗濯機で洗うのはNGになります。
※水洗い不可と書いてあった場合は手洗いもできないため、クリーニング店にだすようにしてください。
洗おうと思っているポリエステル100%の見た目は?
見た目と言われてもピンとこないかもしれませんが、要するにデリケートに扱う必要がある薄いものであったり、ファッション性を高めるためにビーズなどの飾りがついているかどうかです。このような衣類の場合、仮に洗濯機で洗えるという表示があったとしても型崩れしたり飾りがとれてしまう可能性があるため、手洗いにしましょう。
洗濯する衣類の色は?
色もポリエステル100%の衣類を洗濯機に入れる前に気にするポイントです。なんといってもポリエステル100%は色落ちがしやすい!「なんとなく色落ちしそうだけど判断できない!」という方もいらっしゃると思いますが、そういう方は、洗濯洗剤の原液を衣類の目立たない部分に付けて色落ちするかを見ましょう。数分洗剤につけた後にその部分を白い布を用いて叩いてください。その時に白い布へ衣類の色がついてたら他の衣類と同じに洗うのはやめましょう。単独で洗濯機を用いるか、手洗いに切り替えます。
ポリエステル100%の洗濯方法は?
上記にてまず洗濯するポリエステル100%の選別(洗濯機か手洗いかクリーニングか?)ができたと思います。それでは実際に洗濯を行うときの注意点やポイントを見ていきましょう!洗濯機でポリエステル100%を洗う場合のチェックポイント
汚れが気になる部分があるなら例えば襟元や袖口のシミができる部分のことです。この場合洗濯用のスポット洗剤などをシミの部分につけて数分置きましょう。この時にもみ洗いや歯ブラシなどを使ってたたくことでより効果的になります。
専門用語になりますが、クリーニング業界においてこの工程を前処理と呼びます。
洗濯用ネットに入れる
ボタンが他の洗濯ものに引っ掛かることがあるため、必ず洗濯用ネットに入れてください。このときファスナーもきちんと締めてくださいね!
洗濯機をセットする
デリケート用の洗剤を入れて柔軟剤を入れていよいよ洗濯機の設定を行うという段階に来たら、設定は優しい水流やドライ表示コースにしてください。ようするに余分な力を加えないことが大切だということです。そのことによりたとえデリケートな生地であった場合でも、型崩れせずにきちんと洗濯できます。
色の濃いデザインなら陰干しにする
洗濯と脱水が終えたらあとは軽くしわを伸ばしてハンガーにかけて風通しのおいい場所で干しますが、色の濃いデザインであった場合強い日差しによって色あせてしまうことがあるので陰干しがいいでしょう。

手洗いでポリエステル100%洗う場合のチェックポイント
用意するのは?手洗いの場合用意するのは桶やデリケート用の洗剤になるのですが、水は30℃以下のぬるま湯にすると良いです。溶け残りが生じることもあるので洗剤は液体洗剤のほうがよいでしょう。
洗い方は?
15分ほど洗剤の入ったぬるま湯に置いたのち、洗濯する衣類を泳がせるように動かします。ここのポイントは袖口や襟などの汚れが気になる部分を手でもみ洗いすることと、あまり強く押し洗いしないことです。特に強く押し洗いをしてしまうとシワができる可能性があるため要注意です。
すすぎ方や脱水は?
洗い終えたら軽く手で絞って洗剤をきって、水を入れ替えてすすぎましょう。これを2~3回繰り返します。すすぐ時も強く押し付けないようにして、軽く泳がせるようにしましょう。
すすぎが終わったらぬるま湯に柔軟剤を加えて衣類を5分くらい浸けます。この工程は静電気の抑制や汗の臭い防止につながるため忘れずに行いましょう。
脱水は洗濯用ネットに入れて洗濯機で行う方法もありますが、洗濯機を用いるのが怖い場合はきれいなバスタオルで洗濯物を挟み手で軽く押すことでも水分をとることができます。
色の濃いデザインなら陰干しにする
洗濯機の項目でも説明したとおり、色の濃いデザインの物は陰干しにしましょう。

まとめ
洗濯できるかわからないポリエステル100%ですが、このようにちゃんと選別を行えば自宅でも洗濯できるのです。普通の洗濯と違う箇所もあるため慣れないうちは戸惑うこともあるかもしれませんが、クリーニング代が浮くことも考慮すれば決して無駄な手間ではありませんよ!私もこの方法を試してから、洗濯にかかるお金が浮いて、家計も大助かりでした^^
今回のこの記事が洗濯をするすべての方々のヘルプになれば幸いです!
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