共働き家庭において、子どもを保育園から小学校に上げる際、直面するのがいわゆる「小1の壁」です。保育園ではある程度遅い時間まで子どもを預かってもらえましたが、小学校が終わるのは午後2時~3時頃。仕事も子どもが小学生になると時短勤務なども終わり、ママでも戦力として期待される会社が多く頭を悩ませるところです。今回は、共働き家庭の小学生の放課後について、学童保育の現状や、その他の選択肢も合わせてご紹介します。
目次
共働き家庭の子どもの放課後の過ごし方!学童保育にも色々あるんですよ!
小学生の放課後の預け先として一番一般的なのが学童保育でしょう。学童保育は大きく分けて下記の3種類になります。それぞれのメリット・デメリットをしっかり押さえておきましょう!○学童クラブ
自治体や自治体から委託を受けたNPO法人などが運営する従来からの学童保育。入会は親が就業していることが条件になります。指導員と呼ばれる職員数名で子どもたちを見守り、自由に遊ばせるのが基本になります。料金は自治体によって異なりますが、おやつ代込みで1か月4,000円から7,000円程度です。○放課後子どもクラブ
学童保育待機児童解消などを目標に2007年に開始されました。公立小学校に通う全児童が対象です。学校内や児童館で自由に好きなことをして過ごす「放課後の遊び場解放」的な色合いが強く、預かり時間も下校時から16~17時までのところが多いようです。受け入れ人数も多く、とても利用しやすいですが、学童クラブに比べるとケアが行き届かない場合もあります。○民間学童保育
民間で運営されている学童保育です。施設によって様々ですが、色々な学習プログラムが行われており、送迎や延長の預かりなどもあります。料金は施設やサービスによりますが、週5日で大体5~6万程度になり、自治体の学童保育に比べると大分高めの設定になります。しかしサポート体制のレベルはかなり高いものが期待できます。
学童保育を検討するならお早目に!
保育所の拡充がしきりに議論されていますが、それに伴い学童保育の需要も今後伸びていくでしょう。地域によって対応は様々なので、学童保育を希望している場合は早めに検討をはじめたほうが良いかもしれません。私の住んでいる葛飾区では近くに学童保育のない小学校もあります。その場合は学区外で学童保育が設置されている小学校への入学が可能ですが、必ず入学前に申し込まなければなりません。入学してから、学童どうしよう…ということにならないようにしたいですね。ファミリーサポートを利用する方法も!
ファミリーサポートとは地域において育児や介護の援助を受けたい人と行いたい人が会員となり、育児や介護について助け合う各自治体が運営するサービスです。小学校6年生の子どもまで支援を受けることができるので、利用すれば放課後や学童保育のあとサポート会員のお家で見守られながら過ごすこともできます。自治体によりますが1時間500円~800円程度の料金になります。学童保育との併用を検討しておくとより安心ですね!⇒ファミリーサポートは保育園の送迎等のサービスも!詳しくはこちらの記事もどうぞ!
祖父母やお友達の家で過ごす
祖父母が近くに住んでいる場合は学校が終わると祖父母宅に帰る子どもが多いようです。もしくは親同士が親しいお友達の家で過ごさせてもらうことも。その際にはトラブルにならないようにしっかりとルールを決めておくことが必要です。親しき仲にも礼儀ありです。多少のわがままも聞いてもらえる場合が多いと思いますが、甘えすぎないように心掛けておきましょうね。まとめ
保育園の生活が日常だった子どもも、小学校に上がると色々な環境の友達と触れ合うことになります。自分の意見もはっきりしてくるため、学童を嫌がる子も出てくるようです。それぞれの個性に合った施設や過ごし方を見つけられるよう、子どもと一緒に色々な選択肢を考えていきたいですね。⇒共働き女性の小遣いはみんなどうしてる?夫婦のバランスは?