誰もがコンビニなどで買って飲んでいるペットボトルの飲料。再利用してお茶などを入れて持ち歩いている人も多いですよね。軽くていつでも捨てることができてとても便利なんですが、どのくらいの期間使うことができるのでしょうか?常に洗っていれば大丈夫?それとも1回きりで捨てた方がいい?
今回は、そんな疑問に答えると共に、再利用する時の注意点、消毒の仕方についてご紹介します!
目次
飲みきった後のペットボトルを再利用する時の消毒方法
ペットボトルは直接口をつけて飲むことがほとんどだと思いますが、直接口をつけるとペットボトルの中で雑菌が繁殖します。開封後は4~5時間を目安に、できれば早めに飲みきってしまいましょう。また、飲みきった後のペットボトルを再利用する場合は食器用洗剤などを数滴入れてフタを締め、シャカシャカ振ってよく洗いましょう。重曹やティッシュペーパーを使うと効果的!
また、重曹を小さじ1~2杯ほど入れて水を入れて少し浸け置きして振って洗うのも効果的です。底の方まで汚れが取れない場合は、細かくちぎったティッシュペーパーを入れて水と一緒にシャカシャカすると角まできれいになります。強い漂白剤などはボトル内の有害物質が溶け出す恐れがあるので使わないようにしましょう。どのくらい再利用できる?
どちらにせよ、ペットボトルは形状も複雑で、どんなにキレイに洗ったつもりでも雑菌の心配は残ってしまいます。1週間も2週間も同じペットボトルを使い続けるのは避けましょう。大体2,3回再利用したら新しいペットボトルに換えた方がいいですね。ペットボトルは熱には弱い?
冷たいドリンクの入った透明のペットボトルは熱に弱いです。ホット用(飲み口がオレンジ色)は、比較的熱に強いですが、熱湯を入れるのは想定されていませんのでやめた方がいいでしょう。もともとペットボトル自体は50℃以下で使われる事を想定されています。ホット用でもそれより少し耐性がある程度(大体70~80℃)です。煮沸消毒をしてしまうと、変形してしまいますし、有害物質が溶け出す心配もあります。熱を使った消毒は避けておいた方がよさそうですね。企業的には再利用は勧めていない!
実は企業側はペットボトルの再利用を勧めていません。もともと1回のみの使用を目的として設計されているからです。企業が伝えるペットボトルの使い方
企業としてはリスクを伝える義務があります。その注意としては、・雑菌などが入って不衛生になるため水筒代わりにしない
・容器が縮み中身がこぼれ火傷をする場合があるので熱い物を入れない
・誤って飲んでしまう可能性があるので飲料以外の物を入れない
・容器が変形したり破損することがあるため凍らせない
などの注意を喚起しています。
再利用できない訳ではない
もちろん、企業はクレームを抑える為に過剰な注意を促していることは間違いないですが、ペットボトルを再利用する際は頭のすみには覚えておきましょう。ペットボトルは軽くて飲みやすいので水筒としてはとても便利です。しっかりと消毒して、すぐに飲みきる等の工夫をすればペットボトルの再利用は可能です。でも水筒として作られたものでは無いので、ずっと使い続けるのではなく、数回の再利用に留めておきましょうね。まとめ
いつでも気軽に買えて飲めるペットボトル飲料はとても便利ですが、衛生面を考えるとあまり長期間の再利用はしない方がいいです。人の口の中の雑菌は思った以上に多いです。一度口をつけて飲んでしまうと持ち歩いている間に菌がどんどん繁殖してしまうので、なるべく早く飲みきるようにしましょう。特に小さなお子さんや赤ちゃんは免疫力が低いです。例え新しいペットボトルでも、一度口をつけた状態で何時間も放置したペットボトルからは飲ませないように気をつけてあげて下さい。
再利用する際も、中をよく洗ったとしても2、3回が限度です。ずっと使い続けたい場合は、やはり水筒を買うのを検討してみましょう。