科学洗剤と違い、安全な天然成分で近頃また注目が集まっている重曹。効果も抜群で万能、家中の掃除に大活躍です。私もどんなところの掃除にも愛用しています。けれど、この重曹にも苦手な分野があるんです。それがフローリング!簡単だからといって、重曹をそのままフローリングの掃除に使うのはちょっと待って下さい!今回は、フローリング掃除の時の注意点と重曹の使いどころについてご紹介します!
目次
フローリング掃除に重曹は逆効果?
軽い気持ちで使うとこんな落とし穴が・・・!私も最初、重曹は様々な掃除に効果的!便利!と思い、軽い気持ちでフローリング掃除に使ってしまいました。そしてすぐ後悔する事になりました。実はなんと、重曹の汚れ落とし効果が強すぎて、表面のワックスまで落ちてしまったんです。
他にも使わないほうがいいものはコレ!
クエン酸やアルコール、セスキ炭酸ソーダなども、科学洗剤を使わない掃除にはかかせないものです。でもこれらも効果が強すぎるため、フローリングの掃除には向かないんです。意外と盲点なのですが、フローリングの掃除にオススメなのは、実は台所で使う中性洗剤なんです。
意外な理由!?フローリング掃除にNGなもの
フローリングの掃除に、重曹やクエン酸は向きません。この理由にはそれぞれの特性が関係しています。重曹は弱アルカリ性で、クエン酸は酸性です。これらが、ワックスの成分と反応し、部分的に落ちてしまうのです。また、殺菌や除菌に効果のある、アルコールや消臭スプレーの成分も、ワックスが落ちてしまう原因となります。フローリング掃除には中性洗剤を使いましょう。
掃除には中性洗剤を!フローリングの汚れの正体とは?
普通の洗剤も成分に気をつけよう!天然成分のものがダメと述べましたが、もちろん掃除用の洗剤も気を付けないといけません。洗剤には、強い酸性やアルカリ性の成分のものがあります。酸性の汚れには、アルカリ性。アルカリ性の汚れには、酸性の洗剤を使うのが、効果的だからです。しかし、フローリングの場合、これらの成分が強すぎるためにワックスまで落としてしまう原因となります。
中性洗剤が一番!こんな使い方で掃除しよう!
フローリング汚れのほとんどは、皮脂や油汚れ。これらの汚れは、中性洗剤でも十分に落とすことが出来ます。その割合は、「水2リットル+中性洗剤 小さじ1」です。雑巾を使って、しっかりと絞り、拭いてください。
それでも頑固なフローリング汚れにはどうすればいい?
どうしても中性洗剤で落ちない、頑固な汚れのときには、重曹やクエン酸の力を借りましょう。でももちろん全体に使うわけではありません。汚れの種類によって、効果のある洗剤を部分的に使います。十分に薄めて使うことが大切です。また、掃除の後にはしっかり水拭きをしましょう。その際、掃除した所が白く変色してしまったとき、ワックスが落ちてしまった!とあせるものですが、まずは落ち着きましょう。実は、重曹やクエン酸の成分が残ってしまっている可能性があります。ワックスかけなおさないと・・・と、すぐに判断せず、一度、根気よく拭いてみましょう。
もしワックスが落ちてしまったら?
もし、洗剤などにより表面のワックスが剥がれてしまった場合は、水性の樹脂ワックスを塗りましょう。市販されている、家庭用のものを使います。埃が残らないよう、掃除をして、ワックスを塗ってください。しっかりワックスをかけたら、つやが戻り、汚れもつきにくくなりますよ。かける時は面倒でも、かけ終わった時は生まれ変わったようにキレイになるので、気分も良くなりますよ!まとめ
フローリング掃除に重曹はNGです。重曹は確かに便利で効果があるので、油断してつかってしまいがちですが、フローリングには強すぎるなんて、最初はとても驚きました。フローリング自体も結構強いものと思っていたのですが、意外とデリケートなんですね。掃除をする時は、汚れの種類を見極めることが大切な事もわかりました。汚れによっては効果のある洗剤、逆効果になってしまうものがあります。なかなか落ちない汚れも、「この場所に付く汚れって何だろう?」と考えてみると、案外、簡単に落とせるかもしれません。洗剤を間違えて余計な手間だけはかけないようにしたいですね!
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