生ごみは冷凍しちゃえ!衛生的な方法を覚えておこう!

生ごみ
家で料理をすると、どうしても生ごみが出てしまいますよね。臭いや虫の発生を避けるため、処理方法の一つとして、生ごみを冷凍保存するという方も増えてきています。ですが、「生ごみを冷凍庫に入れて、衛生面は大丈夫?気持ち悪いんじゃない?」と思う方も多いでしょう。正しい冷凍方法を知って、衛生面でも臭いの面でも快適に過ごしたいですね。今回は、生ごみの冷凍について、特に衛生面の不安がある方に知っていただきたいポイントをご紹介します。

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生ごみの上手な冷凍で衛生的なキッチンに!

そもそも「食べ物」と「生ごみ」の違いって何だと思いますか?リンゴを丸ごと食べる人にとっては皮も食べ物ですが、皮をむいて食べたい人からすれば皮は生ごみですよね。ほかにも魚の皮や肉の脂身など、好き嫌いや時と場合によって「食べ物」と「生ごみ」の境界は変わってきます。

シンクに落とさない!新鮮なうちに冷凍!

生ごみの冷凍のポイントは、「いつ冷凍庫に入れるか」というところにあります。
リンゴの皮をむくとき、むいた皮を途中で途切れさせずに長いリボンのようにしたことはありませんか?その皮がどこに着地しているか、ちょっと思い出してみてください。

どこから生ごみとして認識されてしまう?

皮がまな板やお皿の上に着地している場合は、「まぁむいたから捨てるけど別に食べられないこともない」ですよね。ところが、その皮がキッチンシンクや三角コーナーの中に落とされていたら、その瞬間に「生ごみ」になってしまいませんか?

生ごみの冷凍において一番大事なポイントはここです。すべての生ごみは、かつては「食べられる物」でした。(※フグの毒の部分など危険なものは例外ですよ!!)目の前のリンゴの皮が「生ごみ」になる瞬間を決めたのは、ほかでもないあなたです。

「食材の使わない部分」の内に冷凍!

「汚くもないし、まぁ食べられないこともない」うちに冷凍しましょう。まな板のそばにポリ袋を置いて、処理しながらそこに入れ、終わったらすぐ袋の口を結んで(空気はできるだけ抜きましょう)冷凍庫に入れてしまうのが一番おすすめです。汚れたものを冷凍庫に入れるのは、衛生面でも、精神衛生上でもあまりおすすめしません。

新品の冷蔵庫

腐ってしまったものは冷凍NG!

「冷蔵庫の奥の方に入れっぱなしにして食材を腐らせた!」という経験はありませんか?こんな時は「もうこのまま冷凍庫に移動させてゴミの日まで時を止めよう」と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください。

腐ってしまったものは、これから食べるものと一緒にするのはやめましょう!

新聞紙などにくるんでポリ袋にいれ(臭い漏れが気になる方は二重・三重にするとよいです)、しっかりと口をむすんで、冷凍庫ではなくゴミ箱に!!入れてくださいね。

もう何年も前になりますが、ある人気ドラマで「腐ったミカンの方程式」という話がありました。ドラマの内容は割愛しますが、「箱につめられているミカンのうちひとつでも腐っていたらほかのミカンに腐敗が伝染する」ということを話題にしたものでした(何それ?と思う方は「腐ったミカン」で検索してみてくださいね)。要するに、腐ったものはカビや雑菌等の腐敗物質の塊です。他の食材に触れさせてはいけません!

腐ったものと腐っていないものを一緒に置くと、腐っていないほうも腐ります!

「冷凍しちゃえば関係ないじゃん」と思うかもしれませんが、冷凍庫に入れたまさにその瞬間に完全に凍ってくれるわけではありません。臭いやカビを人知れず放ちながら、徐々に凍っていくのです。中の水分が尖った形に凍って、まわりの安全な食品の袋やラップを突き破るかもしれません。想像すると、恐ろしい話ですね。

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冷凍以外にもこんな方法が!

「うちは冷凍庫が狭いから何日分も生ごみを冷凍するのは難しいなぁ」という方も少なくないでしょう。ワンルームマンション備え付けの、本当に最低限の冷蔵庫などに生ごみを冷凍するのは現実的な方法ではないですね。冷凍以外にも、そのままゴミ箱に放り込むよりはずっと臭いを防げる方法があります。

生ごみを消臭剤に変える!

お茶やコーヒーを淹れたあとの出しがらを乾燥させたものには消臭効果があります。コーヒーフィルターやティーバッグなどをベランダで干してみましょう。乾いた出しがらは、生ごみと一緒に新聞紙にくるんだり袋に入れたりしてみてください。

ちなみに、しっかり乾燥した状態であれば「生ごみ」として捨てなくても腐ったり臭ったりしません。燃えるごみとしてそのまま捨てても大丈夫です。生ごみは水分を含んでいるぶん重さや体積が大きいですが、乾かすことでごみ全体の軽量化もできます。一石二鳥でおすすめです。

重曹+新聞紙で消臭効果を発揮!

もうひとつのおすすめは、無害で掃除や料理などにも重宝されている重曹を使った方法です。重曹には消臭効果があり、排水口にふりかけて臭いを落とすなどの使い方もありますが、生ごみにそのままふりかけるだけでも、気になる臭いを消すことができます。

さらに消臭効果を増す方法として、新聞紙の併用をおすすめします。上の「腐ったごみは冷凍せずに新聞紙にくるんで袋に入れる」という箇所でも新聞紙がさりげなく登場していますが、実は新聞紙のインクの油分には消臭に効果のある成分が含まれているんです。

ダイレクトに生ごみをポリ袋に入れるだけのときよりも、重曹をふりかけて新聞紙にくるんでからポリ袋に入れることで、かなりの消臭効果が期待できますよ。

新聞紙

まとめ

生ごみは臭いが出てしまう前に冷凍してしまえばキッチンを清潔に保つ事ができます!でも明らかに臭いを発したり、見た目からして生ごみになってしまう前の新鮮な内に冷凍しましょう。腐ってからでは冷凍庫内の他の食材を汚染してしまいます。

「リンゴの皮を食べ物と思うか生ごみと思うか」という話の余談です。子供の頃、凍らせたリンゴの皮をヨーグルトと一緒にミキサーで混ぜたものがよくおやつに出てきました。リンゴを食べた翌日に母が決まって出す、定番のおやつでした。そのせいか、大人になって自分でリンゴの皮をむくようになってからも皮を生ごみとは思えず、結局母の真似をして「リンゴの皮ヨーグルトスムージー」を作っています。

今回は「臭わない」に重点を置きましたが、食材をいかに余さず食べきるかを考えるのも大きな家事の楽しみになると思います。何より節約にもなりますしね!実は買った食材のうちの20%あまりが捨てられているそうです。それだけで食費が2割増し!と考えるとちょっとびっくりしませんか?

でもどこまで頑張っても生ごみをゼロにするのは難しいです。生ごみの臭いに負けない、料理がはかどる快適なキッチンにできるとよいですね。

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