季節を通して、靴下は生活の必需品です。
休日にサンダルで外に出かける時なんかは素足でも大丈夫ですが、基本的には夏でも靴下は履いて出かけますよね?
冬であれば、とにかく暖かくて保湿してくれれば良いですが、夏には涼しくて蒸れることのないような靴下を履きたいものですね。
靴下が蒸れてしまうと、水虫の原因にもなりますし臭いの心配もあります。
そんな心配も、靴下の素材にこだわることでかなり解消されます!
しかし、素材によっては良かれと思って履いていても逆効果になってしまうようなものもあるんですよ。
足元から快適な夏を過ごせるよう、今回は、夏に履く靴下の素材についてご紹介します。
目次
夏にオススメの靴下の素材は?
夏に履く靴下の素材でこだわるべきポイントは、吸湿性、通気性、速乾性の3つです!このポイントをすべて抑えている素材が実は身近にあるんです。
冬に大活躍のあの素材!
ちょっと意外なのですが、夏場にオススメなのはウールの靴下です。ウールって冬に大活躍するものでしょ?と思ってしまいますよね。
しかし、このウール、冬は暖かく、夏は涼しいという素晴らしい素材なのです!
ウールは、細かい繊維の間にたくさん空気を含むため、外側の熱を遮断してくれるんです。
熱を防ぐだけじゃない!ウールで3つのポイントをすべてクリア!
繊維が水分を吸収してくれるため、肌直接あたる面は蒸れにくく、余分な汗を抑えてくれます。また、通気性も良いため、履いていると涼しささえも感じることができます。
このほかにも、ウールには撥水性や抗菌、消臭というような特性もあるんです。
ウールは吸湿性、通気性、速乾性すべてをケアできる、夏場にはこれ以上ない素材となるのです!
他の素材はウールと比べてどうなのか?比較してみました!
ウールの素晴らしさを語るには、他の素材との比較が必要ですね。よく靴下の素材として使われる、綿とポリエステルと比較をしてみましょう。
綿のメリット・デメリット
吸湿性や、通気性と言ったら綿がいいのでは?と思ってしまいがちですが、夏の靴下の素材としてはあまり向いていません。確かに、綿は吸湿性に優れ、通気性もあります。
しかし、最大のデメリットは一度吸湿したら、なかなか乾かない事ですね。
シャツや下着としては良いですが、靴に包まれるような空間では乾きやすさが大切になってきます!
ポリエステルのメリット・デメリット
ポリエステルはスポーツウェアなどにも使われることが多く、靴下としてもよさそうだと思うかもしれません。しかし、こちらは綿とは逆で、吸湿性が悪いです。
なので、シャツとして着る分には、ベタベタくっつかず通気性が良いのですが、靴下としては、足の間に汗がこもってしまい逆に蒸れてしまうのです。
通気性だけに優れていても、吸湿性だけに優れていても良いわけではないんですね。
ウールは通気性、吸湿性、速乾性というバランスが取れているという素材で、夏の靴下素材としては一番オススメできるんです。
素材だけじゃない!蒸れ対策には靴下の形も大切!
靴下には、ハイソックスや普通のソックス、スニーカー用ソックスや指先が二股になっていたり、5本指になっている物など、形状は様々です。靴下が蒸れないようにするためには、形状も関係してきます。
ハイソックスや、オーバーニーといわれる膝上までの長さのある靴下では、足の広い範囲で血行が促進されるため、汗もかきやすくなります。
そのため、夏には、長さは短めの靴下で、履き口の締め付けが強くないものがいいでしょう。
また、5本指ソックスは蒸れ対策にはぴったりです。
指が1本ずつに分かれているため、指の間に汗をかきにくくしてくれます。
まとめ
冬の寒さ対策に大活躍のウール。しかし、ちょっと意外ですが、夏の靴下の素材としても優れているのはウールなんです!
シャツや下着等と違い、靴下は少し特殊で、通気性、吸湿性、速乾性のバランスがなんといっても大切!
その点、ウールは他の素材と比較しても、夏の靴下の素材としては圧倒的に優れているのです。
山登りの時なんかは季節を問わずウールの靴下が重宝されますよね。
これは暖かさだけを重視しているのではなく、蒸れにくさや乾きやすさが優れているからなんですね。
たかが靴下とは言え、足元のエチケットは大切なものです。
夏の靴下は素材や形状に注意して選んでみましょう。
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