かさぶたが痛い!?膿んでいる時は要注意!どんな対策する?

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わんぱくな子供だけではなく、スポーツをする人や現場作業を行っている人たちにとってどうしてもつきものなのが擦り傷・切り傷ですね。この傷ができた時に必ずできるのがかさぶたですが、傷ができたときの処置を間違えてしまうと、かさぶたになっているところが痛み、膿んでいる状態になってしまう可能性があります。そこで今回は、かさぶたが膿んでいる時にどんな対応をすればいいのかを解説していきます。

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かさぶたが痛くて化膿している時ってどんな状態?

擦り傷・切り傷・火傷などの負傷を負ってしまった場合、正しい処置を行わないと化膿してしまう可能性があります。そもそもこの化膿とは傷口に細菌が感染することで炎症が発生してしまい、膿が発生している状態のことを意味しています。

そして、この膿は白血球・血清・細菌の死骸・壊れた組織などを含んでいて黄緑色や白色の粘液が出てきます。また、化膿してしまうと驚くほど直りが遅くなってしまい、場合によっては高熱が発生してしまうこともあるんです。

どんな人がなりやすいの?

そんな厄介な化膿している状態ですが、どんな人がなりやすいかというと傷の治りが普段から遅い人です。周りの人にいないでしょうか、よく傷をしても治りが遅いと愚痴をこぼしている人です。この人たちに多いのが、夜更かしや不規則な生活をしていたり、偏食でまともに栄養がとれていないことが多く免疫力が低下している人や、冷え性に悩まされている人、または糖尿病などの生活習慣病に悩まされている人です。

免疫力が低下している人は傷の直りが遅いので言わずもがなといった状態なのですが、冷え性の人は血流が基本的に悪い状態が続いていることを意味しているので、白血球の成分は増えすぎる傾向にあり、白血球の死骸が増えやすく化膿してしまう可能性が高くなります。

化膿が起こる理由は?

化膿とは傷が治る時に白血球が出てくる段階で起こるものです。この時に、傷口からブドウ球菌や緑膿菌などの細菌が入り込むことで炎症が発生して、周辺部が赤く腫れ始めて傷口付近から痛みが生じるようになります。化膿によって出てくる膿が白血球・血清・細菌の死骸・壊れた組織などを含んでいると説明したように、侵入してきた細菌と戦っている合図が熱となってあらわれていると考えてください。

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かさぶたが膿んでしまった場合の対処法について

それでは実際にかさぶたが膿んでしまった場合の対処法について説明していきます。本来なら膿んだ状態にしないことが最も大切なことなのですが、膿んでしまった場合には早急に対応する必要が出てきます。まずは応急処置、そして病院へ行くようにしましょう。

傷口から膿を取り去る

応急処置の方法ですが、傷口が膿んでしまった場合はまず可能な限り傷口から膿を取り去ってください。この時は消毒液や薬は必要ないので、水道水で膿を洗い流すようにしましょう。ここで洗い流さないと細菌が傷口に残り続けることになるので、消毒液を付けてそのまま絆創膏を使うと言ったことは絶対にしないようにしてください。

ガーゼは使わない

綺麗に傷口を洗い流して膿を出し切ったら、キズパワーパッドなどのハイドロコロイド系の絆創膏を貼ってください。ここで傷口にガーゼを使ってしまうと、傷口に食い込んでしまい交換するときに皮膚が剥がれて悪化します。ただし、ここまで紹介した方法は応急処置であることを理解しておいてくださいね。

病院へ行く

これらの応急処置を終えたら、病院へ行って医師の正しい診断をしてもらいましょう。例え膿が出たとしても、細菌が体内に残っているのかどうかなんて医療器具を持っていない素人では絶対にわかりません。そのため傷口が膿んでしまったら先ほど説明した応急処置をしたのち、必ず病院に行くようにしましょう。

特に注意が必要なのは動物にかまれた傷や深い切り傷や大きな切り傷で、これらの傷の場合高確率で化膿するので気を付けましょう。それ以外にもただれが酷かったり、痺れが発生したり、出血が止まらない、ケアしてもなかなか治らないといった状態になっているものもかなり怪しいので放置しないで必ず病院に診てもらうようにしましょう。

この時、病院を受診するなら大人なら外科や形成外科で、子供の場合はそれに小児科も追加されますので、このうちのどれかの病院に行くようにしてくださいね。

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まとめ

今回は、かさぶたが膿んでいる時にどんな対応をすればいいのかを解説していきました。大切なことは膿を出し切って洗い流すことで、そのあとはガーゼなどは使わないでキズパワーパッドなどのハイドロコロイド系の絆創膏を使うことが大切であるということでしたね。

そして、これらの処置はあくまで応急処置であるため必ずその後は病院に行って状態を確認してもらうようにする必要があります。例え膿が出たとしても、すべての細菌を出し尽くしたかどうかなどわからないので、過信しないで必ず病院で診てもらってくださいね。

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