突発性発疹の症状と治療法!兄弟や親にもうつる?感染経路は?

突発性発疹
赤ちゃんが急に高熱を出す現象、噂には聞いていてもママにとってはかなりびっくりしますよね。でもこの現象は突発性発疹といって、ほとんどの赤ちゃんが経験する病気です。

生まれて初めての病気がこれ、という事も少なくないので、最初はかなり不安になります。ですが、ちゃんとこの病気について知っておくことで正しく対処していきましょう!

今回は、症状と治療のポイント、そして他の子への感染経路等をご紹介致します。

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突発性発疹の症状、治療法は?兄弟がいる場合はどうすればいい?

赤ちゃんの急な高熱というと、この突発性発疹の可能性が高いです。症状の特徴や治療のポイントをしっかり抑えておきましょう。さらに考えられる感染経路を知って、兄弟や他の子への感染があるのかを知っておきましょう。

症状について

突発性発疹とは、38~39度ぐらい、高ければ40度近くの高熱が3~4日ほど続き、熱が下がった頃からお腹や背中を中心に発疹が現れる病気です。高熱の割には元気なのが特徴です。発疹はあまりかゆみを伴わず2~3日でおさまりますが、発疹が出ている間は不機嫌になる赤ちゃんが多いようです。

突発性発疹かどうかは、小児科の先生でも熱が下がったあとの状態を見ないと判断ができないため、病院に連れて行っても高熱の段階では原因が分からない場合が多いです。素人判断は危険ですので、まずはお医者さんに診てもらいましょう。

治療法は?

突発性発疹の特別な治療法はなく、熱が高く苦しそうな場合は解熱剤などが処方されます。抗生物質を出してくれる病院もありますが、赤ちゃんが抗生剤をとることについては賛否がありますので、気になる場合はかかりつけの小児科の先生とよく相談しましょう。

突発性発疹の感染経路は?

突発性発疹は細菌などによる感染症ではなく「ウイルス感染症」のひとつです。
ヘルペスウイルスの一種が原因で発症すると言われていますが、感染力は弱く大人にうつることはほとんどありません。

どこから感染したの?予防はできるの?

感染経路としては、唾液などからの経口感染や、せきやくしゃみなどの飛沫感染が考えられます。発症するほとんどの子が1歳未満ということもあり、親からの感染の可能性が一番高いようです。予防策として、外出後に赤ちゃんに触れる際にはうがい手洗いをするなどがあげられます。しかし感染経路の詳細はまだ医学的に解明されておらず、どんなに気を付けていても発症してしまうこともあります。

兄弟や他の子には移る?

兄弟がいる場合、発熱中は感染の可能性があるので、あまり接触をさせないほうがいいようです。インフルエンザなどと比べ感染力自体は弱いですが、よだれなどには特に注意が必要です。他の子への感染も考えられますので、熱がちゃんと引くまでは幼稚園等はお休みさせてあげた方が良さそうですね。そのあたりも不安があれば、気軽にお医者さんと相談してみて下さいね。

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家庭での対応のポイント

子どもに高熱が続き、病院に行っても原因が分からないとなると不安になりますよね。
子どもの様子が心配で一睡もできなかった、というママの話もよく聞きますが、過剰に心配をしすぎると看病するほうがまいってしまいます。

まずは落ち着いて対応しよう!

突発性発疹だけでなく、初期症状としてまず高熱が出るという感染症は多いので、子どもは熱を出すもの!と考え、落ち着いて対応しましょう。

最初はお医者さんへ!そして安静にする事!

かかりつけの小児科を受診し、あとは熱が下がるまで安静に過ごすことが一番です。その際には脱水症状を起こさないよう水分補給には注意してください。高熱が続くと熱けいれんを起こすこともあるので、様子はこまめに見守るようにしましょう。また、熱が出ている間はお風呂は避け、身体を拭いてあげる程度にしてください。

突発性発疹にかからないこともある?

突発性発疹は全ての子どもがかかるわけではありません。かからなかったり、感染しても症状が出ないこともあるようです。また、逆に2回かかる子もいます。

育児書によっては2歳までにならなければ一生ならない、と記載があるものもありますが、実際のところは2歳過ぎても発症することもあります。友人の子どもは2歳4ヶ月で発症し、その際に小児科の先生から2歳以降にかかる子どももいる、と説明を受けたそうです。ちなみにうちの娘は現在2歳2ヶ月でまだかかっていませんが、油断はしないほうがよさそうです。

小児科 診察

まとめ

いかがでしたか?特に初めての子どもの場合は、ママのほうがオロオロしてしまいますよね。心配するのは当たり前。けれど小さな子どもは様々な感染症を乗り越えて免疫をつけ、成長していきます。突発性発疹はそのスタートかもしれません。

ただ、発熱があったからといって自分で突発性発疹だと決めつけはせず、まずは信頼できる小児科の先生に相談して適切に対応してください。熱が下がらず心配なときは何回か受診しても大丈夫。一人で抱え込まないようにしましょうね。

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