唾液過多の原因と対策は?こんな症状がある時は何科に行く?

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美味しそうなものを想像したり、すっぱいものを想像すると多く出てくる唾液。普段はあまり量を気にする事は少ないです。しかしあまりにも量が変わっていた場合は「何となく量が多くなってる様な…」と意識してしまいますね。普段気にしていなかっただけに、気になるとストレスになってしまいます。そして特に気になるのは量が変わったことが一体なにを意味しているかです。そこで今回は唾液の量が増えてしまった時の原因と対策はどのようなものがあるのか、そして病院に行くときは何科に行けばいいのかをお伝えします。

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唾液量をチェックする方法ってあるの?

まずセルフチェックで唾液量を測ることができるのかを調べてみました。この部分が分かっていないと、自分で調べることもできないので量が多いのかどうかも判断ができません。一応2種類ほど記載しますが片方は家ではできないと思いますので一つ目を推奨します。

安静時唾液検査法

これは座ったまま咀嚼をしないで、安静にして15分間ほど自然に出てくる唾液をコップに採取することで測定する方法です。ここで溜まった唾液の量がどのくらいあるのかで正常値かどうかを判断します。正常値は3~12ccですが、12cc以上だと唾液過多、つまり多すぎる状態です。さらに基準値以内でも6cc以下だと口の中が乾きやすくなりドライマウスといった症状が出てくるので注意が必要です。

刺激唾液検査法

もう一つは無味無臭のガムを用意して、それを10分間噛みながらどのくらい唾液が出てくるのかを確認する方法です。こちらの基準値は15~30ccと言われていますが、家庭で無味無臭のガムを用意するのはちょっと面倒なので、コップ一つあれば済む安静時唾液検査法を実施するのがいいでしょう。

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唾液が多い原因と対策は何?

先ほどの検査によって唾液が多いことが判明したなら、原因の特定と対策を行うことが大切になります。あまりにも量が多かったり他の症状があった場合は迷うことなく病院に直行なのですが、基準値をぎりぎりで越えているなどのレベルでとどまっているならまずは原因を究明することから始めましょう。

消化器系の機能低下

唾液は食べ物を摂取するためには必ず必要となるものですが、唾液が多すぎる人は胃腸の機能が低下している可能性があります。消化器系の機能が低下していると、吸収効率が低下してしまうため必然的に唾液の分泌量が増えてしまいます。

消化器系の機能低下は胃腸が冷えてしまっていたり、暴飲暴食を繰り返してしまって胃腸が疲れている時に良く発生するので行動を振り返って気を付けることで、自然と回復することが多いでしょう。

消化器系の機能低下を防ぐには

これはかなりシンプルで、冷たいものを飲みすぎない・食べ過ぎない・食べた直後の運動を控える・刺激物の接種は控える・アルコールの摂取量を減らす・暖かい飲み物を意識してとるようにする・間食を減らす・よく噛んで食べるようにするといったところがあげられるでしょう。これらの項目を実施して胃腸の機能を回復させてください。

自律神経がやられている

皆さん大好き自律神経ですが、この自律神経が乱れていると交感神経と副交感神経のバランスが崩れて唾液の分泌量が増えてしまうことがあります。もともと唾液を分泌する唾液腺は自律神経に支配されているので、自律神経の乱れの影響を受けやすいのです。

自律神経の整え方

自律神経を整える方法は生活のリズムや睡眠不足を解消すること、そして心理的ストレスを少しでも減らしてストレス解消方法を確立することにあります。しかし、夜勤がある仕事を行っている人は生活のリズムを整えるのが非常に困難で自律神経失調症にどうしてもなりやすくなってしまいます。

そうならないためにも、心身共にリラックスさせる空間や環境を必ず手に入れて心を整えて自律神経の乱れを少しでも減らすようにしましょう。

嚥下不良と治療方法

これは唾液が多くなってしまうわけではなく多くなったと感じてしまう原因なのですが、飲み込めなくなってしまうことで口の中に唾液が溜まりやすくなってしまい、唾液が多くなったと勘違いしてしまいます。

しかし、嚥下障害はパーキンソン病や脳卒中等の機能的原因が原因となっていることが多いので、いち早く病院に行って原因の究明を行ってください。嚥下不良の原因は複数あるため、病院に行って原因を特定し適切な処置をしてもらってください。

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唾液が多い時は何科に行けばいいのか?

それでは唾液過多の状態になった場合、何科に行けばいいのかというと最初は病気かどうかを疑って、まず内科に行くようにしてください。そこではっきりと原因が突き止められれば問題ないのですが、ストレスなどによって自律神経が乱れて唾液が増えている場合は心療内科や精神科に行く必要が出てくるので、内科にて異常なしと言われたら心療内科や精神科に行くようにしてください。

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まとめ

今回は唾液の量が増えてしまった時の原因と対策はどのようなものがあるのか、そして病院に行くときは何科に行けばいいのかをお伝えしました。唾液が多くなってしまうと感じるのは実際に増えているパターンと飲み込めなくなってしまい、勘違いしてしまうパターンがありますが、後者は大きな病気が隠れている可能性があるため病院に行って検査をするのが大切になります。

たかが嚥下障害と考えてしまうかもしれませんが、脳卒中や脳腫瘍の前触れだった場合は冗談では済まされないので必ず原因が何であるかを特定するようにしましょう。

唾液がネバつく,粘性が高い時の原因は?実は病気の可能性も!

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