家庭菜園でトマトを育てると、病気や虫の対策に悩みがちですよね。
人にとって美味しいものは虫にとっても美味しいという事ですね。
そんなとき、味方になってくれるバジルをご存知ですか?
トマトとバジルを一緒に植えると、病気や虫の対策だけでなくトマトの生育や味も良くなります。
おまけに、料理の相性もバッチリ!
今回は、トマトとバジルの良い関係について、ご紹介します。
家庭菜園の味方!トマトとバジルの良い関係
家庭菜園で一緒に植えると、お互いに良い効果を発揮する植物の組み合わせを、コンパニオンプランツと呼びます。トマトとバジルは、その代表選手。
バジルの虫除け効果がトマトを守り、互いの根の水分を分け合い、収穫後の料理の組み合わせもぴったり!
家庭菜園初心者の方でもトライしやすいので、ぜひ試してみましょう。
バジルの虫除け効果は?
トマトは病気にかかりやすい野菜です。虫の直接の被害や虫が媒介する病気もあり、虫そのものを寄せ付けないことが一番の対策です。
虫は、匂いが強い植物を避ける傾向があります。
バジルのように強い香りを持つ植物が近くにあると、虫の方から避けようとします。
虫除けに使う農薬の量も減らせるので、無農薬栽培を目指すにはうってつけです。
トマトの味が良くなる?
トマトは水分を必要とする一方、水が多すぎると味が薄くなってしまいます。プランターなど、限られた範囲の管理は大変です。
しかし、バジルを一緒に植えておくと、余分な水分を吸収して快適な環境に保ってくれます。
トマトの根は下に向かって深く伸びます。
一方バジルの根は浅いので、水分の競合や互いの根の生育を邪魔しあう様なことは、起こりにくいのです。
お互いに水分をちょうど良い量に調整して、美味しく育ってくれるんです!

収穫後の料理の相性
トマトとバジルといえばやはりイタリア料理でしょう。チーズやピザやパスタと、料理の幅は広く、一緒に食べたときの美味しさは格別です。
家庭菜園であれば新鮮なバジルがいつでも手に入るので、収穫したてのトマトと一緒に楽しむことができます。

トマトとバジルを家庭菜園で一緒に育てる際の注意点
寄せ植えする際は、1株につき1株を目安に余裕をもって植えるようにしましょう。ハーブであるバジルは、非常に繁殖力が高いのでプランターなどで一緒に育てましょう。
畑で育てる際は、トマトはそのまま地植えにしましょう。
そしてバジルは、根の伸長を抑える方法がオススメです。
根域制限用の園芸用品を活用してください。
⇒初心者でも育てやすいバジル等のハーブの詳しい育て方はこちら!
まとめ
トマトとバジルのように、良い影響を与え合うものをコンパニオンプランツと呼びます。コンパニオンプランツは、虫の対策や生長、野菜の味にもプラスに働きます。
まさに、家庭菜園のように無農薬で美味しい野菜を作りたい時にはうってつけの育て方です。
野菜だけでなく、花や果樹にも効果があります。
様々な組み合わせを検討しながら、家庭菜園や庭づくりのプランを立てるのも楽しいですよ。
⇒コンパニオンプランツ以外にもこんな虫対策もあります!