雑草に熱湯や塩ってどのくらい効果あるの?土への影響は!


雑草の対策として、「熱湯や塩を使うと良い」って聞いたことありませんか?何回抜いても生えてくる雑草。この手間が省けるならと思うと、使える手はなんでも使いたくなりますよね。そんな時、熱湯や塩で簡単に対策できれば嬉しいです。けれどこれって本当に正しい方法なのでしょうか?影響はないのか心配になりますよね?今回は、雑草に対する熱湯や塩の効果と、影響について、まとめました。

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雑草に熱湯や塩は効果あり?影響は?

雑草を手早く無くすためには除草剤が一番に思い浮かびますが、なるべく使いたくない。自然なものを使いたい、という考えも多いです。では、化学物質では無い、塩や熱湯での除草にはどんな効果があって、どんな注意点があるのか知っていきましょう。

熱湯で除草する場合

どんな植物も、100℃近い熱湯をかけられれば細胞が死んでしまいます。そしてもちろん、冷めればただの水なので、効果もあって影響は少ないと思われがちです。しかし実際は、熱湯をかけた場合雑草は確かに元気をなくしますが、実は根までは効果が届かないため一時的な対策にしかなりません。さらに土壌にも影響を与えてしまいます。

塩で除草は効果ある?

塩の場合、土壌に対する影響は深刻です。雑草は枯れ、効果はありますが、一度塩を含んだ土壌は草木の生えない状態になってしまいます。さらに、塩を含んだ土壌は、近所へ流れてしまったり、地下の配管やコンクリートにダメージを与えます。一時しのぎでも、後に大きく影響を与えるため、塩は絶対に撒かないでください。

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熱湯が土壌に及ぼす影響は?

雑草に熱湯をかけると、熱のショックで枯れてしまいます。しかし、地上の部分だけが影響を受けるため、根はしっかりと残ったままです。実は根が残っている限り、雑草は何度でも再生してしまいます。何日も根気よく熱湯をかけると、効果があるようですが、集中的に熱湯をかけた場合、土の中に棲む有益な微生物にも影響を与えてしまいます。熱湯で対策する場合は、道端に生えている雑草程度の、極々小さな範囲で何日も継続してトライしないといけません。そう考えると、熱湯よりは手で雑草を抜いてしまった方が早く済んでしまうので、熱湯での除草はあまり効率のいいものとは言えないですね。

塩は絶対に使わないで!

雑草対策に塩は絶対に使わないでください。確かに「草を枯らす」という目的に関しては効果があるのですが、土壌へ深刻な影響を与えてしまいます。塩そのものはもちろん、気を付けたいのは塩を含んだ麺などの茹で汁です。うっかり使わないよう注意してください。ここまで紹介したとおり、塩を多く含んだ土地では植物は生きることができません。雑草対策にはピッタリだと思うかもしれませんが、塩は土壌中で分解されないため、半永久的に残ってしまいます。さらに塩は、地下に埋まっている配管やコンクリートが腐食する原因となります。周りへの迷惑にもなってしまうので、この方法もやめておいた方が良さそうです。

除草剤より、影響は深刻

熱湯や塩は、化学物質を使っている除草剤よりも安全だと思うかもしれません。しかし実際は、除草剤よりも土への影響は深刻です。なんとなくの思いつきで、一時しのぎのために熱湯や塩を与えてしまうと、長期に渡って影響を及ぼしてしまいます。熱湯は土壌中の微生物に悪影響を与え、塩は半永久的に残り植物の育たない土にしてしまいます。それらの土が、雨などで、近所に流れてしまうこともあります。そういった影響を考えると、雑草対策専用に作られた除草剤を使った方が、よほど環境には良いですし、心配も少ないと言えます。

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まとめ

熱湯と塩は雑草対策に効果がありますが、悪影響が大きいので避けた方が良いでしょう。塩による害のことを「塩害」と言い、津波などで海水が押し寄せた土地は、その後10年以上に渡り作物を育てることができなくなります。土地を未来に活かすためにも、手軽さだけで、危険を冒すようなことは避けたいですね。雑草対策を考えるのであれば、頑張って抜くか、注意点を守って除草剤を使うことをオススメします。

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