猫にイカをあげると腰を抜かすから良くない?どんな意味が?


猫を飼っている方で愛猫の食について気を使っている飼い主さんはたくさんいらっしゃいます。肥満や糖尿などの病気治療の為の食の他に気をつけなければいけない事があります。それは猫に食べさせてはいけない食材を知る事です。例えば「猫にイカをあげると腰を抜かす」のような事を聞いたことありますよね?人間にも口にするとアレルギーが起こる食材があるように動物にも体質に合わない食材があるのです。なんとなく与えた食べ物が原因で愛猫の体調が悪くなったりしたら飼い主さんもショックです。そういった事が起きないように今回は猫にとって良くない物・食べさせてはいけない物をまとめてみました。

Sponsord Link

猫にイカをあげてはいけない?「腰を抜かす」とは?

家族の一員である猫ちゃんには美味しいものを食べさせてあげたいですよね。あの日曜夕方にやっているアニメでも「お魚くわえた~♪」と歌っているので、魚介類が好きそうなイメージ。イカも美味しいのであげたくなってしまいますが・・・イカが猫ちゃんに良くないとされている理由はなんなのでしょうか?

猫がイカを食べて腰を抜かすってどういう意味?

よく猫にイカをあげると腰を抜かすと言いますが、それは生のイカに含まれているチアミナーゼという成分が体内のビタミンB1を急激に分解してしまう為に起こる症状なのです。ビタミンB1欠乏症の症状で足などが麻痺してしまう事があり、それを腰が抜けると表現しているという事ですね。ビタミンB1は猫や動物にとって重要な働きをしていますのでビタミンB1が少なくなってしまうとエネルギーが生産できなくなり力が入らず腰を抜かしたようなフラフラした状態になってしまうのです。ただ足腰がふらつくだけではなく食欲不振や下痢嘔吐など体調不良も起こる可能性がありますから注意が必要です

絶対ダメなわけじゃない!工夫すれば猫にイカをあげても大丈夫!

猫にイカをあげると腰を抜かすと言われるくらい猫にとってよくない成分が含まれているイカですが、実は猫にとって必要なタンパク質・カルシウム・タウリンなどの栄養素も多く含まれているのです。キャットフードなんかの原材料などを見てみるとイカと書いてある事もあります。猫にイカをあげると腰を抜かすというのは生のイカをあげた場合の話なのです。イカに含まれているチアミナーゼという猫にとってよくない成分は加熱する事によってその効果を失います。つまり猫にイカをあげるときはよく焼くなどの加熱処理をしてあげれば問題ないという事ですね!

Sponsord Link

愛猫のために知っておこう!猫にとってかなり危険な食べ物

生のイカが猫ちゃんに良くないという事ですが、そうなると他にも危険な食べ物があるのでは・・・と不安になりますね。実はイカ以外にも、身近な食材が危険だったりするんです!是非この機会に覚えておきましょう!

人間にはおいしい食べ物!だけど猫にとっては良くないかも?

人間とってはおいしい食べ物や、健康に良い食べ物でも猫にとっては毒になりかねない場合があります。室内で猫を飼っていると飼い主さんが何かを食べている横で可愛くおねだりされる事があります。その可愛さに負けてついついおすそ分けしちゃう事ありませんか?そういった人間の食べ物の中にも猫にとっては良くない物が入っている場合がありますので人間の食べ物はむやみに与えないようにしましょう。

猫が絶対食べてはいけない危険な食材ってどんな物があるの?

まず絶対に猫に食べさせてはいけないのが「ネギ類」です。ネギ類は猫や犬にとっては完全に毒です。血尿などの重い症状が出てしまうので動物病院でも一番に注意される食材ですね。その他にも下痢嘔吐の原因になりうるのが葡萄(特に皮)・レーズンです。また猫や犬は香辛料に対する耐性が低いのでスパイス類も危険な食材です。塩分や糖分が多く含まれている食べ物も猫にとっては毒になりかねません。意外と危険度が高いのが鶏の骨です。鶏の骨は鋭くて細かく砕けるので猫の消化器官に刺さりやすいのです。フライドチキンなど骨付きでスパイスつきの鶏肉は与えないようにしましょう。

すごく危険というわけではないけれど注意すべき食材

猫は魚介類が好きなイメージがありますよね?実際魚介類には猫に必要な栄養素が多く含まれていますので猫が好むのも理解できます。しかし生のイカ・タコ・カニ・エビ・魚などは猫の体調に悪い影響を与える成分も含まれています。この成分は加熱処理によって問題なく与える事ができますので必ず加熱してからあげましょう。また、下痢などの症状が出やすいとされているのがチョコレートなどのカカオ類・パンなどです。これら以外でも基本的に人間用に味付けされた物などは猫にとっては良くないものが多いので猫にあげる食べ物は猫用の物のみにした方が安心です。

猫の食に関して気を付けなければいけない事って具体的にはどんな事があるの?

猫ちゃんが食べると危ない物を紹介してきました。ただこれ以外にも、毒ではないのですがあげ過ぎに注意したい食べ物もあります。これぞ猫ちゃんの大好物!みたいなものが実は危ないって時があるんです。

猫に必要な栄養素を把握しよう

まず猫や動物にかかせない栄養素はタンパク質(アミノ酸)です。猫には人や犬とは少し異なる猫の必須アミノ酸があります。その中のアルギニンやタウリンなどの成分は猫にとって必要なのに猫の体内ではほとんど作れない栄養素なのです。アルギニンやタウリンが欠乏してしまうと様々な体調不良を起こしてしまいます。しかしそれらの成分はたいていのキャットフードに含まれていますから食事で補う事ができるのです。逆に猫が好むと言われている「味噌汁かけごはん鰹節入り」のような猫マンマは猫に必要な栄養素が全く足りていない上に猫にとっては塩分が多すぎてしまいますので注意しましょう。

あげすぎてない?猫に与える食べ物の量を見直そう

いくら猫にとって良い食べ物やキャットフードをあげていても与える量を間違ってしまうと意味がありません。人間と同じで猫にとっても肥満は大きい病気の元なのです。愛猫が肥満で糖尿病などを発症してしまったら飼い主さんも辛いですよね。適正な食事量は猫の年齢や体格によって個人差がありますからかかりつけの獣医さんと相談して様子を見ると良いですね。動物病院では猫に必要なサプリメントも処方してもらえます。

まとめ

猫にイカをあげると腰を抜かすというのは生のイカに含まれる成分の影響で足腰に力が入らなくなってしまうほど体調が悪くなってしまうという事でした。でも猫って生の魚介にすぐ飛びついてきますよね。私の飼っている猫たちも夕飯の刺身に目を光らせてきます。ですが生の魚介は動物病院の先生に止められていますので心を鬼にしてあげていません。でもついつい猫用のおやつをあげてしまったりします。人間の食べている物を可愛く欲しがる愛猫ですが、そこで与えてしまって猫の体調が悪くなったりしたらと考えるとやはり猫には猫用のものだけをあげるべきという事ですね。食べる事は動物が生きていくのに絶対必要な物ですから飼い主さんがきちんと気を付けてあげる事が必要です。

旅行時の猫のお留守番、どうしてもという時に気を付ける事!

猫ちゃん、腕枕で寝る?添い寝してほしい時はどうする?

猫のあくびがくさい!臭いって対策できるの?まさか病気?

Sponsord Link

  • このエントリーをはてなブックマークに追加